【実体験】クレーンゲームに熱中して学んだこと

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クレーンゲーム

上野・秋葉原・渋谷・新宿といった都心の大きい駅のゲームセンターから、多摩センター・調布・橋本・八王子といった都心から外れたゲームセンターなど、東京の様々な土地にあるゲームセンターで、たくさんのお金を使い、クレーンゲームをプレイしてきました。

景品にはほとんど興味はなく、取る過程や獲得した景品をどのように扱うかという楽しみ方をして、あわよくば副業としてのクレーンゲームになりうるかを考えて、取り組んできました。

そこで今回は「クレーンゲームの魅力」「趣味としてのクレーンゲーム」「クレーンゲームで生計を立てる方法」などに関して、感じたことや考えたこと、そして学んだことをご紹介したいと思います。





クレーンゲームの魅力

Noby
Noby

クレーンゲームに取り憑かれた一人として、クレーンゲームの魅力をご紹介したいと思います。

上述した通り、景品にはほとんど興味がないことが多かったので、個人的にはクレーンゲームの魅力は以下の2つに集約されると感じています。

【個人的に感じたクレーンゲームの魅力】
成功体験を得るのが容易
スキルや知識を増やすといった自身の努力で、景品獲得が容易になる可能性がある

社会人になると1人の努力で成功体験を得るのが難しくなると感じており、成功体験を得るまでに長い期間が掛かることが少なくないと感じています。

その中で、クレーンゲームは、Youtubeなどでスキルやコツを学び、近くのゲームセンターでそれを実践し、景品を獲得することで、成功体験を得ることができます。
これは、会社の中のプロジェクトではなかなかないスピード感で、日々自身の成長を感じることができる体験だと感じていました。

ただ、これから下に書く問題によって、副業となりうるどころか、莫大な浪費となってしまう危険性があると感じており、その点には注意してクレーンゲームと向き合う必要があると考えています。





クレーンゲームで生計を立てることの難しさ

Noby
Noby

実際にクレーンゲームのコツや、取り易い台の見極め方を勉強し、獲得した景品をフリマアプリで販売などして、利益を出せないか試してみたりしましたが、相当難しいと感じました。
結論としては、クレーンゲームを通じて、自分の付加価値を社会に提供できなかったことが生計を立てることを難しくした原因だと感じています。

ゲームセンターやマシーンメーカの努力に対抗するのはなかなか難しい

当然ながら、ゲームセンター側も、お客さんにクレーンゲームをプレイしてもらって、利益を出さないといけません。
そのためには、クレーンゲーム自体の改良もメーカーと共同して行っていることは容易に想像ができますし、稼働するクレーンゲームの設定変更もこまめに行い、取れそうで取れないというギリギリのラインを常に狙い、お客さんにお金を多く落としてもらおうと努力されていました。

企業として、人を雇い、そこまでして研究や設定変更をしているわけですから、個人が戦おうとするとかなりの経験やマシーンに対する知識が必要となり、それを常に最新情報にアップデートし続けなければ、 企業には勝つことは出来ず、常に企業側とのイタチごっこになると感じました。


景品を譲る時に他人のプラットフォームを使うと利益が激減する

僕は、獲得した景品をメルカリでお譲りしていましたが、ご存じの通りメルカリでは販売価格の10%が手数料として取られてしまいます
さらに、お譲りする方への配送料も大きく利益が削られる要因となります。

一つ目の難しい理由とも関連することになりますが、以下のように、生計を立てる上で、戦わなければいけない相手は4者いることになります。

【生計を立てるために、利益を奪い合わなければいけない主要な相手】
1. ゲームセンター:クレーンゲームの設定を研究し、細かく変更し続け、お客さんにクレーンゲームをたくさん使ってもらい、プレイ代をもらう。
2. クレーンゲームのメーカー:ゲームセンターがほしい、かつお客さんに楽しく遊んでもらえる機械を作る。
3. フリマアプリ
:簡単に出品でき、早く売れる仕組み(=プラットフォーム)を作ることで、販売手数料をもらう。
4. 運送会社
:全国各地に配送することで配送料金をもらう。

1つ目のゲームセンターとの凌ぎ合い以外では、フリマアプリに関して、手数料の低いアプリを使用するという手段もあるかと思いますが、多少の手数料の金額の差はあるのは事実ですが、手数料が取られてしまうことは同じですし、何より利用者数の差が非常に大きいため、手数料が低いからと言って、大幅に利益を上げられるようにはならないと思います。
また、配送料に関しても、全国各地に配送を行う必要があるため、圧倒的に規模の大きい企業の方が有利なので、コストを低減することは難しいと思います。

景品の価値以外に、自身で付加価値を付けることができない

自身のスキルや経験、知識を向上させ、景品を効率的に獲得できるようになって、景品を販売したとしても上述の通り、利益は大幅に削られる上、獲得した景品に自身で付加価値を付けることができません。
そこで、価値の高い景品だけを獲得するようにすれば、利益を多く出せるようになるという考えももちました。
ただこれに関しても、ゲームセンターなどの企業側も当然理解しており、クレーンゲームの設定を非常に難しくしたりするなどの対策を講じるのは容易で、結局ゲームセンターと利益の奪い合いとなるため、これもまたイタチごっこになってしまいます。
実際に価値の高い商品は、最初からクレーンゲームの設定が難しくされており、取ろうとすると、非常にプレイ代が掛かることがほとんどでした。






クレーンゲームで生計を立てられる可能性

Noby
Noby

僕自身は、獲得した景品を譲るお金だけで利益を出そうと考えていました。
ただ、Youtuberの方には景品の価値だけでなく、他の価値を提供することで、利益を得て生計を立てていらっしゃると思われる方もおり、その方々がクレーンゲームを通じて生計を立てる道筋の参考になるのではないかと考えています。

クレーンゲームで生計を立てている例

「もっかいちゃんねる」さん

収益源(と思われるもの):「Youtubeの収入(スキルやマシーンの紹介)」「ゲームセンターでのイベントの収入」

動画を拝見している限り、景品は転売するのではなく、ゲームセンターにいる方に配ったり、イベントなどの景品で利用されているように思われます。
また、特徴的な点としては、ゲームセンターでイベントを行っている点です。これは、ゲームセンター v.s. 個人という構図で利益を奪い合っているのではなく、上述したゲームセンターなどの4つの企業の利益を向上させるために、Youtubeやイベントを通じてゲームセンターへの集客に一役買っているという点です。

「つるなか」さん

収益源(と思われるもの): 「Youtubeの収入(スキルやマシーンの紹介)」「転売の利益」

Youtubeの収益も相当あると思うのですが、基本スタンスとしては、徹底的にゲームセンターなどの企業側に勝負を挑んでいる方々のように感じます。

実際にクレーンゲームを購入されて機械のバグを研究した上で、実際の店舗で景品を取りまくっていたりされています。
これには相当の時間や労力、そして投資を行っていることは容易に想像でき、逆に転売で生計を立てるならここまでやらなければならないのだと感じさせられます。






まとめ

個人的にたくさんのお金をクレーンゲームに使ってきて、クレーンゲームに対する向き合い方として、以下のような結論を考えています。

【個人的な結論】
クレーンゲームをやめる必要はない。
 ⇒ ただし、台の見極めは必須。(1,000円かけて取れない台はきっぱり諦める等)

クレーンゲームで獲得した景品で生計を立てるのは不可能
 理由: つるなかさんの様になるのは難しい。

もしこれからもクレーンゲームを続ける場合は、獲得した景品をフリマアプリで売る以外の使い道を考えて、そちらで副業を成立させる
 理由: 獲得した景品の価値に依存しないこと。景品に自身で付加価値をつけて提供する方法を考える必要がある。

Youtubeでのスキル紹介などは行わない
  理由: 競争相手が多すぎる & 自身はクレーンゲームが決して上手ではない。
  ⇒もしYoutubeに動画を上げるなら、クレーンゲームのスキル紹介ではない内容で、景品以外の付加価値をつけること。

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